米国:自動車業界最大規模のストライキに数千人が参加。(出典:PSB.org) |
9月29日、全米自動車労働組合(UAW)の組合員7,000人が現在行われている大規模ストライキに加わり、米国21州でストライキに参加している自動車労働者の総数は25,000人となり、UAW組合員の17%に相当した。
これは、自動車業界の「ビッグ3」であるフォード、ゼネラルモーターズ(GM)、ステランティスが関与する、自動車労働者による史上最大規模の共同ストライキです。ストライキ参加者は、3社に対し、今後4年間の労働契約において賃金を40%引き上げるとともに、従業員の待遇と福利厚生を大幅に改善するよう要求しています。しかし、3社が提示した引き上げ額は約20%にとどまりました。
UAWのショーン・フェイン会長は、ストライキに新たに参加した組合員はシカゴとミシガンの2つの製造工場の労働者だと述べた。彼らはグリニッジ標準時午後4時(ベトナム時間9月29日午後11時)から作業を停止した。
UAW会長はまた、協議中のいくつかの問題で「大きな進展」が見られるにもかかわらず、新たにスト破りとなったステランティスでの抗議活動を停止するよう求めるつもりはないと述べた。交渉中の問題には、生活費調整による賃金調整や、メーカーが操業停止または移転を発表した場合のストライキ権などが含まれる。
ステランティスは同日、UAWと緊密に協力し、従業員が最も懸念している問題の解決策を模索するとともに、会社の競争力維持にも努めていると発表した。両者の協議は進展を見せているものの、依然として多くの相違点が残っている。ステランティスは、従業員が一日も早く職場復帰できるよう、公正かつ責任ある合意に達するよう尽力する。
全米自動車労働組合(UAW)は、新たな協約について労使合意の期限が切れたため、9月15日に米国自動車大手3社の工場でストライキを開始した。9月26日、ジョー・バイデン大統領は、米国自動車産業の「心臓部」であり、2024年大統領選の重要な激戦州であるミシガン州を短時間訪問した。バイデン大統領はここで、フォード、ゼネラルモーターズ、ステランティスに対し、労働者の権利を守るよう強く求めた。
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