当局は、約3,000人が死亡した同時多発テロ事件の22周年を数日後に控え、男女の遺体の身元を確認したと発表した。当局は遺族の要請により、犠牲者2名の氏名を公表していない。
ニューヨーク市の検視官は、瓦礫の中から見つかった遺体の一部を最先端のDNA配列解析技術を用いて丹念に調べ、これまでに1,649人の犠牲者の身元を確認した。
2001年9月11日、ニューヨークで発生したテロ攻撃の後、世界貿易センタービルで消防士たちが作業を行っている。写真:AP
当局は、検査感度の向上や処理時間の短縮など、遺伝子解析技術の進歩により、犠牲者の身元を特定できるようになったと述べた。
法医学の進歩にもかかわらず、9.11の犠牲者の身元確認に向けた取り組みは近年鈍化している。最後に身元確認が行われたのが2019年だった。
2001 年 9 月 11 日の攻撃で身元が判明していない遺体 1,000 体以上が、世界貿易センター跡地にある国立 9 月 11 日記念館および博物館に保管されている。
市の主任検死官ジェイソン・グラハム博士は、当局は襲撃の犠牲者全員の身元を確認し遺灰を遺族に返すことに全力を尽くしていると語った。
「我が国史上最大かつ最も複雑な法医学捜査に直面しているが、我々はこの任務を遂行する上で最新の科学の進歩にひるむことはない」とグラハム氏は述べた。
マイ・アン(AP通信による)
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