これまでの5人の人質解放と同様に、10月7日のイスラエル攻撃中にハマスに捕らえられた民間人は、赤十字国際委員会(ICRC)に引き渡され、同人道支援団体によって移送された。
2023年11月29日の第6回人質交換で人質を乗せた車両。写真:ロイター
カタール外務省報道官マジェド・アル・アンサリ氏は声明で、カタールが仲介した合意の条件に基づき、16人の人質と引き換えに、パレスチナ人囚人30人(未成年16人、女性14人)も水曜日に釈放される予定だと述べた。
アンサリ氏は、帰還者の中にはロシア人2人とタイ人4人が含まれていると付け加えた。子どもたちのうち10人はイスラエル国籍だが、5人は二重国籍である。オランダ国籍の未成年が1人、ドイツ国籍が3人、そしてアメリカ国籍が1人いる。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は、水曜夜に解放されたロシア系イスラエル人女性2名を、エレナ・トルパノフさん(50歳)とイレーナ・タティさん(73歳)と特定した。ハマスの武装勢力が撮影したビデオには、女性たちがICRCに引き渡され、ガザ地区から立ち去る様子が映っている。
アントニー・ブリンケン米国務長官はテルアビブに到着したばかり。10月7日の戦争勃発以来3度目のイスラエル訪問となる。ブリンケン長官はイスラエルの指導者らと会談し、一時停戦の延長やガザ地区への人道支援の増額について協議する予定だ。
パレスチナ当局者2人は、今朝(11月30日)に期限が切れる停戦の延長の可能性について協議が続いているが、まだ合意には至っていないと述べた。
高齢の人質は水曜日の夜遅くに解放された。写真:ロイター
レバノンのハマス幹部オサマ・ハムダン氏は、停戦延長に向けた取り組みは「まだ成熟しておらず、これまでに得られた情報は検討する価値がない」と述べた。
イスラエル当局者は先に、人質となっている女性と子供全員の解放を約束しない限り、停戦を延長することはできないと述べていた。同当局者は、イスラエルは反政府勢力が依然として停戦をさらに2~3日間延長できるだけの女性と子供を拘束していると考えていると述べた。
「カタールはここ数日の進展が持続し、人道的停戦のさらなる延長が達成されることを期待している」とカタール外務省報道官は述べた。
停戦は、7週間前に戦闘が始まって以来、ガザ地区の人々に初めての休息をもたらしたが、230万人が暮らすこの狭い沿岸地域は荒廃した。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は水曜日、ガザ地区は「恐ろしい人道的災害」に見舞われていると述べ、世界に対し目を背けないよう訴えた。
フイ・ホアン(ロイター、CNN、AP通信による)
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