若い世代への投資は、建設業界の未来への投資です。
ベトナム建設協会による建設業界における人材の現状評価報告書によると、ベトナムの建設業界における人材の現状は多くの面で不均衡です。量的に見ると、世界全体の技術者-中級専門職-見習い技術者の比率が平均1:4:10であるのに対し、ベトナムではわずか1:1.3:0.5に過ぎません。この比率は、教師が多すぎる一方で、労働者が不足している状況を反映しています。
質の面では、ベトナムの建設労働者の訓練を受けた割合は65%ですが、依然として業界の発展ニーズを満たしておらず、社会の発展の潮流にも追いついていません。また、幹部や技術者の育成は年々増加しているものの、業界全体の労働力の質と構造には配慮が行き届いておらず、質の高い人材の育成、活用、育成が行き届いていない状況となっています。
このような状況下、建設業界における人材の質の向上は、次世代の中核的能力を高める上で極めて重要です。これらの課題解決に貢献したいという思いから、シカベトナムは、西部建設大学( 建設省傘下)、ダナン工科大学、ホーチミン市建築建設大学(市人民委員会傘下)といった地域を代表する教育機関と戦略的協力協定を締結しました。これらは、大規模で名声の高い専門大学です。さらに、これらの大学はすべて、建設業界全般、特にシカベトナムの活動に関連する学部と研修専攻を有しています。
シカベトナムとホーチミン市建築建設大学との戦略的協力協定調印式
この協力は、実践的な知識とスキルを持ち、卒業後すぐに業務に適応できる質の高い人材を育成することを目的としています。共同研修および人材育成プログラムは、知識の補完や新技術の習得を必要とする講師、学生、そして現場の従業員など、建設業界で働く人々を対象としています。さらに、研究開発、サポート、研修交流、講師への指導、建設業界における新技術や最新設備の更新・移転といった協力も、シカベトナムが市場ニーズをより深く理解し、現地の環境、気候、土壌に最適な製品システムを開発するために不可欠なステップです。
若い労働力への「信頼構築」における30年間の粘り強さ
若い世代への「信頼の構築」というシカ・ベトナムの30年にわたる決意の軌跡として、シカ・ベトナムのヤコボ・ペレス・ポライノ社長は次のように語りました。 「質の高い人材を擁することが、建設業界の明るい未来への扉だと信じています。今回の協力協定は、人材育成において多角的な利益をもたらすだけでなく、ベトナムの建設業界全体の発展に向けた長期的な投資でもあります。」
シーカベトナムの製品開発・施工システム担当ディレクターのトラン・タン・マン氏が、 ダナン大学理工科大学学長のグエン・フー・ヒエウ准教授と握手している。
この揺るぎない信念に基づき、Sikaベトナムと3つの大学との協力協定は、以下の4つの主要な点に重点を置いています。第一に、学部および大学の研修プログラムで教材として展示・使用されるシステムと製品への投資。第二に、建設業界の強みと発展動向を紹介する専門セミナー、キャリアガイダンス活動の組織調整。第三に、市場の実際のニーズに応じた研修プログラム、専門能力開発、キャリアコンテストの組織調整。最後に、建設現場や工場での実践的な経験、そして業界の大手企業とのインタラクティブセッションのための条件と機会の創出。
シカベトナムのゼネラルディレクターと西部建設大学の副学長が協定調印式で握手した。
「戦略的協力協定の締結という節目は、シカベトナムの3つの中核的価値観の一つである『グローバル基準と地域理解』を広める上で意義深いものです。これは、若いエンジニアが実践的な活動を通して専門家や一流エンジニアと共に知識を培い、実践的なスキルを向上させる機会を得られるよう、シカベトナムが好条件を創出するための継続的な努力を示すものです」と、ヤコボ・ペレス・ポライノ氏はさらに語りました。
この節目に加え、Sikaベトナムは30年にわたり建設業界の若い世代を粘り強く育成してきた中で、数多くの輝かしい実績を残してきました。例えば、20年にわたる「グリーンサマー」キャンペーンへの協力、プロフェッショナルワーカー向け標準接着剤コンテストの開催、優れた品質のソリューションと製品に関するセミナーの開催、大学における学生への専門知識習得支援などです。
今後もSikaベトナムは、未来の人材育成を通して「信頼を築き、期待を超える」という道を歩み続けます。そして、次世代の建設技術者育成への投資を支援する協力活動が、今後も拡大していくことを期待しています。
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