ラテンアメリカの女性移民は、家族グループではなく、単独で旅行する傾向がある。(出典:AFP) |
ILOの報告書によれば、現在、ラテンアメリカへの女性移民は全移民の40%を占めており、この割合は増加し続けている。
「これは移民の女性化を示している」とILOラテンアメリカ・カリブ海地域事務局長アナ・バージニア・モレイラ氏は語った。
モレイラ氏は、こうした女性移民は家族グループではなく単独で移動する傾向があり、特に女性移民に対しては当局による「差別化された対応」が必要だと指摘した。
ILOの地域移民専門家であるフランチェスコ・カレッラ氏は、女性移民は女性であると同時に移民であるという二重の脆弱性を抱えていると指摘した。移住中、女性はしばしば暴力やハラスメントの被害者となり、移住先でも過剰な性的指向の標的となる可能性があるとカレッラ氏は説明した。
さらに、女性は家族とともに移住する際に、無給の家事労働や介護といった「過重な責任」を負わされることになります。雇用機会の不足から、移住家族は移住先国で男性の移民ステータスを正規化することを優先する傾向があり、女性は非公式なステータスに陥るケースが少なくありません。
「移民は伝統的な性別による労働分担を強化している」とカレラ氏は述べた。ILO専門家は、ベネズエラからの女性移民を例に挙げた。ベネズエラを去った650万人以上の移民のうち、50%以上を占める女性移民は、男性よりも高い資格を有していることが多いにもかかわらず、移住先国での雇用機会が少ない。そのため、女性はしばしば低水準の仕事に就いている。
この点に関して、モレイラ氏は移民が非移民に比べて強制労働の被害者になる可能性が3倍高いことも強調した。
ILOによれば、世界中で移民の強制労働から得られる不法利益は370億ドルに上り、そのうち272億ドルは商業的な性的搾取によるもので、その主な対象は女性や女児であることが多い。
国境なき医師団(DWB)が最近発表した報告書は、2023年までに50万人以上が通過するコロンビアとパナマを隔てるダリエン森林を通る移民の移動中に、移民に対する性的暴行が増加していると警告している。
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出典: https://baoquocte.vn/phu-nu-dan-dau-xu-huong-di-cu-o-my-latinh-273026.html
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