政治学者のウラジミール・キレエフ氏は、イスラエルとイランの間で何十年もくすぶっている紛争が噴出する危険があると考えている。
シリアのダマスカスにあるイラン大使館の建物の外が攻撃を受けている。(出典:AP通信) |
キレエフ氏によると、イスラエルは米国を紛争に引き込むことで、戦略的敵であるイランと対峙しようとしている。これはすべて、イスラエルがガザ地区で軍事作戦を展開している状況下で起こっている。一方、専門家によると、イランはロシアと中国の支援によって力をつけているとのことだ。
「たとえワシントンがこの戦争に介入したとしても、イランはイスラエルに挑戦する用意がある。もしそうなれば、世界大戦への一歩となるだろう」とキレエフ氏は分析した。
4月1日、イスラエルはシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館を攻撃し、建物を完全に破壊した。この攻撃で少なくとも11人が死亡し、イスラム共和国軍の精鋭部隊の将軍らも多数含まれていた。テヘランは報復を警告し、イスラエルは「この犯罪を後悔する」と誓った。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランは何年にもわたり、直接的にも、またテヘランの代理軍を通してもイスラエルに対して行動してきたため、ユダヤ国家は反撃しなければならないと述べた。
4月6日、ベトナム外務省報道官ファム・トゥ・ハン氏は、シリア駐在イラン大使館への攻撃に対するベトナムの対応について記者から質問を受け、「ベトナムはシリア駐在イラン大使館への攻撃を非難する。外交機関と領事館は国際法に従って尊重され、保護されなければならない」と述べた。
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