ビーチに着くと、私は冗談めかして「健康のために家にいるんでしょう?わざわざ車で出かける必要なんてないわね」と言いました。すると彼女は微笑んで、「よく言ったわね。病気になるのは家にいるときだけよ。ここで運動すれば健康になるわよ」と言いました。それから彼女は自己紹介をしました。彼女は80歳を超えたグエン・ティ・チョンさんです。以前は生計を立てるために重労働をし、多くの荷物を背負っていたため、背中が曲がっていました。今は歩くのは少し遅いですが、それでも元気です。そのため、毎朝一人でビーチまで歩いて運動しています。そのおかげで健康状態は改善し、めったに病気にかからないようになりました。チョンさんはめったに欠席せず、近所の人たちにも積極的に運動を勧めています。

シニアメンバーがミーケービーチで運動しています。

チョンさんは、10年以上前に設立されたフック・ミー区体操・健康クラブ(ダナン市ソンチャ区)の会員です。「自らの健康のために積極的に運動しよう」という精神のもと、会員は皆、自主的に登録して参加しています。毎日5時にミーケービーチに集まり、一緒に練習します。最初はダナン市主催の体操トレーニングに参加した会員が、その後戻って全員に指導していました。体操やグループエクササイズは、高齢者の健康に適した緩やかなリズムで行われます。前にいる人が後ろにいる人を誘導することで、クラブのメンバーは多くのエクササイズを習得しています。

フオック・ミー区フィットネス&ウェルネスクラブのトラン・ヴァン・ンゴ代表は次のように述べています。「高齢者の身体的および心理的特性を理解し、適切で覚えやすく、実践しやすい運動形態を選択しています。各トレーニングセッションの後には、会員向けに健康体操、扇子踊り、棒踊り、民族舞踊の指導を行っています。これらの運動は、伝統的な歌をBGMに、参加者が簡単に実践できる穏やかな動きと組み合わせることで、参加者の気分を高めることができます。」

クラブは日々の練習に加え、地域の文化・スポーツイベントへの参加や、地域の体育クラブとの交流にも力を入れています。これらの活動を通して、会員同士が交流し、練習の効果を高めるための学びを深めています。運動に熱心に取り組んでいる高齢者会員は、子供や孫たちに積極的に運動を勧めるロールモデルとなり、地域スポーツの発展に貢献しています。

記事と写真:DANG KHOA

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