ネパールは、少なくとも10人のネパール人がロシア軍に勤務中に死亡したことを受けて、自国民に対してロシアとウクライナへの渡航のための労働許可証の発行を停止した。
ネパール海外雇用局長カビラジ・ウプレティ氏は1月5日、犠牲者を減らすためロシアとウクライナへの就労許可証の発行を停止すると発表した。この決定は追って通知があるまで有効となる。
「これは人々の安全を確保するためだ」とウプレティ氏は語った。
2023年3月、フランスのカオールで軍事演習中のイギリス陸軍グルカ兵。写真: AFP
何百万人ものネパール国民が海外の民間企業に雇用されており、主に韓国、マレーシア、中東で工業・建設労働者として働いている。
過去2年間で、800人以上のネパール人がロシアの非軍事部門で就労許可を取得しました。ウクライナにおけるネパール人労働者の数は不明です。
しかし、多くのネパール人がウクライナで戦うためロシア軍に入隊した。ネパール警察は先月、失業中の若者から多額の金銭を巻き上げ、国境を越えてロシアに密入国させ、兵役に入隊させた疑いで10人を逮捕した。
ネパール政府は、約200人のネパール国民がロシア軍に従軍していると発表した。ネパールはまた、ロシア軍に従軍中にネパール国民10人が死亡し、100人が行方不明になっていることも確認した。
ネパールはこれに先立ち、ロシアに対し、ネパール国民を軍に徴兵せず、直ちに本国に送還し、犠牲者の遺族に補償するよう求めていた。
グルカ兵としても知られるネパール兵は、その勇敢さと戦闘技術で有名です。ネパールは、イギリスとインドの間で締結された協定に基づく軍隊を除き、自国民が外国軍に従軍することを許可していません。しかしながら、多くの戦闘員が依然として傭兵として海外へ渡航することを望んでおり、中でもロシアは魅力的な渡航先となっています。
ゴック・アイン氏(ロイター通信による)
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)