米国とドイツの防衛大臣が相次いでインドを訪問したことで、ワシントンとベルリンのインドとの防衛協力に関する計算に疑問が生じている。
米国のロイド・オースティン国防長官とインドのラジナート・シン国防長官が6月5日にニューデリーで会談した。(出典:ロイター) |
米国とインドは長年にわたり、両国の軍事力の相互運用性向上のため、毎年軍事演習を実施してきました。また、両国は軍事装備の開発・生産における協力も強化しています。特に、米国はロシアを抜いてインドへの最大の武器供給国となっています。
米印関係ほど活発ではないものの、独印防衛協力にも重要な内容が含まれている。この関係の戦略的意義は、インドの海洋における影響力拡大を支援するため、ドイツがニューデリー向けに52億ドル相当の潜水艦6隻を建造する計画に見て取れる。
インド太平洋戦略において、米国とドイツはワシントンとベルリン、そしてインドとの防衛関係を新たなレベルに引き上げる計画だ。第一の理由は、インドが現在、米国とドイツにとってアジアにおける主要な戦略的パートナーであるからだ。
しかし、米国とドイツがインドとの関係改善に取り組んでいる主な目的は、ワシントンとベルリンがライバル視する中国とロシアに向けられていると言われている。米国は中国の「覇権主義的野心」を批判しているが、ドイツは「インドがロシアの兵器に依存し続けることに関心はない」と公言している。
インドをさらに惹きつけるため、今回の訪問中、米国とドイツの国防相は多くの重要な軍事協力プロジェクトを提案した。例えば、米国はインドに30億ドル以上の費用で武装MQ-9B無人機30機を売却する用意がある。ドイツは、インド向け潜水艦建造プロジェクトの実施を提案している。
米国とドイツは、インドとの「ソフト」なパワー同盟の構築を望んでいる。これは、世界的な競争における競争力を高めるための力の結集である。
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