国防省からは、党中央委員会委員で国防副大臣のホアン・スアン・チエン上級中将が代表として出席した。式典には、ベトナム外務省、 公安省、関係機関・地方自治体の代表者が出席した。米国側からは、駐ベトナム米国大使マーク・ナッパー氏と、米国国防総省捕虜・行方不明者調査局長ケリー・K・マッキーグ氏が出席した。

式典には国防省、外務省、公安省、そしてベトナムの行方不明者捜索機関の幹部らが出席した。写真:VNA

1973年のパリ協定調印後、ベトナムは行方不明者捜索活動を開始した。同年、この任務を調整するためにベトナム空軍特殊部隊(VNOSMP)が設立された。1988年以来、ベトナムと米国の合同捜索チームが参加し、行方不明者の捜索活動を行っている。過去35年間、双方の努力により、戦闘中行方不明の米兵捜索は150件の捜索を実施し、数百体の戦闘中行方不明の米兵の遺骨の本国送還に貢献してきた。これは、ベトナムと米国の外交関係の正常化と促進に向けた信頼醸成に貢献する協力活動であり、多くの分野、特に戦争の影響の克服において両国間の協力への扉を開いた。現在、米国とベトナムは、ダイオキシン除去、爆弾や地雷の除去、戦争で死亡したベトナム兵の遺骨の捜索と身元確認のためのプロジェクトを調整している。

式典では、米国防総省捕虜・行方不明者調査局の代表者が、米兵の遺族を代表し、戦時中行方不明となった米兵の捜索に尽力したベトナム人捕虜・行方不明者捜索隊(VNOSMP)、専門家、兵士、そしてベトナム国民に対し、心からの感謝の意を表した。ベトナムと米国の代表は、戦争の苦痛を和らげ、ベトナムと米国の関係発展に貢献するため、この人道的任務を今後も推進していく決意を表明した。

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