ロイター通信によると、ベザレル・スモトリッチ財務大臣は11月11日、イスラエル議会で所属派閥との会合で、ヨルダン川西岸の入植地を監督するイスラエル機関に対し、2025年の 主権拡大に必要なインフラ整備を開始するよう指示したと述べた。

イスラエル財務大臣ベザレル・スモトリヒ
ヨルダン川西岸の入植者であるスモトリッチ氏は、主権の拡大を認めるため、米国次期大統領ドナルド・トランプ氏の政権と接触するよう政府に働きかけるつもりだと述べた。
スモトリッチ氏は極右政党「宗教民族シオニスト党」の党首です。財務大臣としての職務に加え、ベンヤミン・ネタニヤフ首相との連立協定に基づき、 国防省における入植者対策の監督役も担っています。
イスラエルのギデオン・サール外相は、ヨルダン川西岸地区における主権拡大問題に関する政府の立場は最終決定されていないと述べた。「この問題について最後に議論したのは、トランプ大統領の最初の任期中だった。もしこれが依然として重要な問題であれば、ワシントンの友人たちと再度議論することになるだろう」とサール外相は述べた。
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外務大臣はまた、イスラエルはユダヤやサマリアなどのヨルダン川西岸地区を占領地ではなく紛争地域とみなしていると指摘した。
ヨルダン川西岸は、1967年の六日間戦争でイスラエルが支配した地域の一つだが、パレスチナ人は国際的な支援を受けた将来の国家の領土としてここを考えている。
主要国の多くは、イスラエルによるヨルダン川西岸地区への入植地建設を違法とみなしている。米国は長年にわたり、イスラエルとパレスチナの二国家解決を支持し、イスラエルに対し入植地拡大を行わないよう求めてきた。ロイター通信によると、トランプ政権の最初の任期中、米国とイスラエルはヨルダン川西岸地区の一部を併合する計画について協議した。
スモトリッチ大臣の見解に対し、パレスチナ自治政府大統領マフムード・アッバス氏の報道官ナビル・アブ・ルデイネ氏は、こうした発言はテルアビブが国際法を無視してヨルダン川西岸を併合する意図を裏付けるものだと述べた。
ルデイネ氏は、イスラエル政府がこれらの危険な政策の結果について全責任を負うこと、また米国もテルアビブを支援し続けることに責任があると主張した。
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出典: https://thanhnien.vn/bo-truong-cuc-huu-israel-thuc-day-sap-nhap-lanh-tho-tai-bo-tay-185241112124347469.htm
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