北朝鮮のキム・ソン大使は9月26日、ニューヨーク(米国)の国連総会で演説し、2023年は朝鮮半島がいつ核戦争勃発の脅威にさらされる不安定な状況にある「極めて危険な」年だと述べた。
AFP通信によると、 外交官は、上記の事態を招いた韓国政府と米国、日本などの同盟国・パートナー国の行動を批判した。
北朝鮮のキム・ソン大使が9月26日に国連総会で演説した。
キム大使は、米国と韓国が定期的に軍事演習を実施しており、最近「北朝鮮への先制核攻撃の計画と実行」を目的とした核協議グループを設立したと指摘した。キム大使はまた、米国と韓国が平壌の「体制を終わらせる」という警告を含む、緊張した声明を出していることにも言及した。
「このような状況下において、北朝鮮は強固な自衛能力の構築をさらに推し進めることが急務だ」と金正恩氏は述べた。同外交官は、軍事行動や挑発行為が無謀になるほど、北朝鮮はそれに比例して防衛能力の強化に努めるだろうと述べた。
これに対し、韓国のキム・サンジン国連常駐代表は、北朝鮮が根拠がなく非論理的で不合理な非難をしていると批判した。
「北朝鮮が言うように、韓国と米国が朝鮮半島で理由もなく核戦争を起こそうと企んでおり、壊滅的な犠牲者を出す戦争になるということを本当に信じているのか?」と韓国外交官は尋ねた。
北朝鮮のミサイル発射
会議で演説した国連事務総長アントニオ・グテーレス氏は、核軍拡競争が始まっており、核兵器の数が数十年ぶりに増加する可能性があると警告した。
「核兵器の使用は、いつ、どこで、いかなる状況においても、計り知れない規模の人道的大惨事につながるだろう」とグテーレス事務総長は述べた。グテーレス事務総長は、核軍拡競争が世界を破滅の瀬戸際に追いやっていると警告し、このプロセスを逆転させるよう求めた。
世界の核兵器が拡大、中国は大幅に増加
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、世界の核弾頭数は約1.6%減少し1万2512個となったが、減少傾向に転じつつある。廃棄予定の核弾頭に加え、使用可能な核兵器の数も増加しており、中でも中国が最大となっている。SIPRIによると、中国の核兵器保有数は350発から410発に増加した。
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