ロシアのIl-20「クータA」偵察機とSu-27戦闘機が6月8日にNATO領空付近を飛行した。
AFP通信は6月25日、英国が過去3週間に欧州のバルト海地域でロシア機に対抗するため戦闘機を21回展開したと報じた。
現在エストニアで作戦中のイギリス空軍(RAF)のタイフーン戦闘機は、ヨーロッパ東部の安全を確保するための西側同盟の「迅速反応警戒」航空機の一部である。
この航空機による対応は、ロシアのウクライナ軍事作戦をめぐってモスクワとの緊張が高まる中で行われた。ロシアは英国の報道についてコメントしていない。
英国防省の声明によれば、タイフーン戦闘機は3月からエストニアの基地で活動しており、航空管制官の指示に応答しなかったロシア機を追跡するために配備されていた。
このため、イギリスの軍用機はポルトガルとルーマニアの空軍とともにバルト海地域の上空を監視している。
迎撃されたロシア機には、Su-27戦闘機に加え、長距離爆撃機、輸送機、偵察機が含まれていた。英国国防省によると、この迅速な対応ミッションは、NATO空軍が「いつでも離陸できるよう、常に高い即応態勢を維持している」ことを示した。
英国のベン・ウォレス国防相は、ロシア機の迎撃は「集団防衛の価値とNATOが提供する抑止力を改めて思い起こさせるものだ」と述べた。
「英国空軍は過去3週間にわたり同盟国とともに活動し、加盟国とパートナーの安全を確保し、我々の価値観を共有する国々とともに欧州の安全保障を強化するという我々の継続的な取り組みを確信していただけるよう努めてきた」とウォレス長官は述べた。
エストニアに展開中、イギリス空軍の航空機はNATO同盟国とのいくつかの主要な航空演習にも参加した。その中には、25か国から250機の航空機と1万人の人員が参加した冷戦以来最大の演習であるディフェンダー演習も含まれている。
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