中国が米国製品への報復関税を決定した後、投資家は安全資産を求めた。その結果、世界の金価格は2月4日に史上最高値を記録した。
中国が米国製品への報復関税を決定したことを受けて投資家が安全資産を求めたため、世界の金価格は2月4日に史上最高値を記録した。
スポット金は、午前1時40分(ベトナム時間2月5日)時点で1.1%上昇し、1オンスあたり2,844.56ドルとなった。取引序盤には1オンスあたり2,845.14ドルの過去最高値を記録した。米国金先物は0.7%上昇し、1オンスあたり2,875.80ドルで取引を終えた。
金融サービス会社RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ボブ・ハーバーコーン氏は、関税に関するニュースが金価格の主な原動力だと述べた。
同氏はまた、米ドル安によって他の通貨保有者にとって貴金属が安くなるため、金価格も支えられると付け加えた。
中国はドナルド・トランプ大統領が課した新たな関税に応じて米国からの輸入品に即座に関税を課し、世界最大の二大経済大国間の貿易戦争を激化させている。
連邦準備制度理事会(FRB)の当局者3人はトランプ政権の関税計画によるインフレリスクを警告し、そのうちの1人は物価見通しの不確実性によりFRBは予想よりも緩やかな利下げが必要だと述べた。
金はインフレと 地政学的不安定性の両方に対するヘッジとして見られることが多いが、金利の上昇により利回りのない資産の魅力は低下する。
貴金属サイト、キットコ・メタルズのシニア市場アナリスト、ジム・ワイコフ氏は、現在の米国政権の予測不可能性が市場に不確実性をもたらし、さらに各国中央銀行が米ドルからの分散化を図るため金の購入を増やす可能性があることから、金価格は今年1オンス当たり3,000ドルに達する可能性があると予測している。
その他の貴金属では、銀スポット価格は2.5%上昇し、1オンスあたり32.33ドルとなった。プラチナは0.4%上昇し、1オンスあたり967.94ドルとなった。
ベトナムでは、2月4日の取引終了時点で、ハノイ市場におけるSJC金の価格が、サイゴンジュエリー社によって1タエルあたり8,760万~9,010万ベトナムドン(売買価格)で提示された。
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