中国の李強首相は6月18日、ドイツに到着し、包括的かつ実質的な二国間協力を強化するための訪問を開始した。
李強首相のドイツ訪問は二国間関係にとって良い兆候か?(出典:ロイター) |
中国の李強首相は6月18日、ドイツ公式訪問の一環として、第7回中独政府間協議に出席するためベルリンに到着した。これに先立ち、4月にはドイツのオーラフ・ショルツ首相が、欧州と北京の関係を「冷却化」するための対話のため、李首相をベルリンに招待していた。
中国の李強首相は、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領と会談し、ホスト国のオラフ・ショルツ首相とともに第7回中国・ドイツ政府間協議の議長を務め、中国・ドイツ経済技術協力フォーラムに出席し、ドイツのビジネス界および産業界の代表者と会談し、バイエルン州のドイツ企業を訪問する予定である。
李強首相は、ベルリンが中国首相就任後初の外遊先であり、今回の訪問で両国の伝統的な友好関係が促進され、協力分野が拡大し、二国間関係に新たな展望が開けると強調した。
習主席によると、過去数年間、二国間関係は着実に発展し、経済貿易、技術、文化交流、グリーン開発など、多くの新たな成果が生まれてきた。中国側は、相互尊重の原則に基づき、相違点を温存しつつ共通点を模索し、互恵的な成果を達成するため、ベルリンと率直かつ実質的な交流を行う意向を表明した。
中国の李強首相は、これは協力の可能性を継続的に探り、相違点を適切に処理し、包括的な戦略的パートナーシップを深化させる絶好の機会であると述べた。こうした努力は、安定的で平和かつ繁栄したグローバルサプライチェーンの維持に向けた、前向きで力強いシグナルとなるだろう。
注目すべきは、李強氏の訪問が、ドイツが6月14日に連邦共和国史上初の国家安全保障戦略を発表した文脈の中で行われたことである。この文書の中で、ドイツ政府は北京を「敵対者であり、パートナーであり、そして体制的な挑戦者でもある」という見解を改めて強調した。
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