9月20日、アゼルバイジャン軍部隊はナゴルノ・カラバフにある防空施設、複数の通信センター、アルメニア軍司令部を攻撃した。
アゼルバイジャンの「対テロ」軍事作戦は、ナゴルノ・カラバフ地域の情勢を激化させている。(出典:Turkiye) |
アゼルバイジャン大統領補佐官であり、ナゴルノ・カラバフ作戦の主要報道官であるヒクメト・ハジエフ氏は、同国空軍が同地域におけるアルメニア軍部隊と防衛地域に決定的な打撃を与える計画だと述べた。ハジエフ氏によると、アゼルバイジャン軍は当初の計画よりも迅速に作戦を進めているという。
この動きは、アゼルバイジャンとアルメニア間の長期にわたる紛争の新たな局面を示唆するものである。紛争は、2022年12月にアゼルバイジャン人の集団がアルメニアとナゴルノ・カラバフ地域を結ぶ唯一の陸路であるラチン回廊を封鎖して以来、さらに複雑化している。
アゼルバイジャンがナゴルノ・カラバフの一部鉱山での違法採掘の停止を要求している一方、アルメニアは同地域の人道危機はバクーの責任だと非難している。
この緊迫した新たな展開を受けて、ロシアの平和維持軍は、アルメニア人が支配する分離主義地域であるナゴルノ・カラバフ地域から2,000人以上の民間人を避難させた。
ロシア外務省によると、アルメニア人の大半が住むこの地域でアゼルバイジャンが9月19日に「対テロ」軍事作戦を開始したことを受けて、2,000人以上が同地域から避難したという。
9月20日の最新情報によると、アゼルバイジャン大統領府は、米国のアントニー・ブリンケン国務長官との電話会談で、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領が「アルメニアの分離主義者が武器を放棄すれば」ナゴルノ・カラバフにおける同国の軍事作戦を停止すると発表したことを明らかにした。
指導者によれば、ナゴルノ・カラバフ地域に住むアルメニア人の代表は アゼルバイジャン政府との対話に招かれ、社会復帰問題について協議したが、拒否した。しかしながら、「現地のテロ対策は継続されている」ため、これらの人々は引き続き対話に招かれる予定である。
一方、ブリンケン国務長官はアゼルバイジャンの軍事作戦に深い懸念を表明し、バクーに対し「これらの行動を直ちに停止する」よう求めた。
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