10月20日、ラトビアのエドガルス・リンケビッチ大統領は、調査の結果、モスクワが同地域諸国のガスインフラへの損害に関与していたことが判明した場合、ロシア船舶のバルト海航行を阻止する可能性があると警告した。
NATOとその同盟国は、バルト海における海底インフラへの最近の被害を受け、同海域でのパトロールを強化している。(出典:Postimees) |
ラトビアの指導者はメディアに対し、「ロシアか他の国が責任を負っていると判断されれば(他の国である可能性は極めて低いが)、バルト海をロシア船舶の航行禁止にするという問題が議論されるだろう」と述べた。
リンケヴィッチ大統領によると、結論を出すには「具体的かつ明確な調査の結果を待つ」必要があるため、そのような議論はまだ行われていないという。しかし、バルト海におけるNATOのパトロールを強化することが「十分かつバランスの取れた措置」となるだろうとリンケヴィッチ大統領は述べた。
NATOとその加盟国は、この地域の海底インフラへの最近の被害を受けて、バルト海での巡視を強化している。
強化された措置には、海上哨戒機、NATOのAWACS(早期警戒管制機)、ドローンを含む監視・偵察飛行の増強が含まれる。また、NATOの機雷掃海部隊4名からなるチームも同地域に派遣されている。
10月17日、スウェーデンは、バルチックコネクターガスパイプラインの事故と同時に、エストニアとスウェーデン間の通信ケーブルの損傷に関する情報を受け取ったと発表した。
全長80kmのバルチックコネクター・ガスパイプラインは、2019年12月に完成しました。このパイプラインはフィンランド湾の海底を走り、フィンランドのインコーとエストニアのパルディスキを結んでいます。現在、このパイプラインは10月8日に発生した事故のため停止しており、フィンランド側は「外部からの影響」によるものと発表しています。
フィンランド外務省はロシアに対し「事の重大性について」伝え、事件現場付近にいたとみられるロシア船「セヴモルプト」号を含む複数の船舶に焦点を当てた調査の開始を発表した。
コンテナ船を所有する国営石油会社ロスアトムは、パイプラインの損傷への「関与に関するいかなる憶測も否定」した。ヘルシンキ政府は、香港船籍のニューニュー・ポーラー・ベア号も関与した疑いがあるとの見方について、北京に連絡を取った。
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