3月下旬、遼寧省からの観光客37名が、ツアーガイドに連れられて雲南省シーサンパンナ自治州にあるゴムマットレスの店を見学した。しかし、誰も商品を購入する意思がなかったため、店の中に閉じ込められ、出られなくなった。
多くの怒り狂った客が動画を撮影し、ネットに投稿した。動画には、店内に陳列されたマットレスの上に横たわったり座ったりする観光客の姿が映っている。店員は彼らが店を出入りできないよう警備していた。「ここはシーサンパンナにあるゴムマットレスを売っている店です。正午に来たのに、店員が止められました」と、動画を撮影した観光客の一人は語り、誰も店を出ることを許されなかったと付け加えた。
観光客グループは、連寧友徳国際旅行社が運営する雲南省ツアーに参加するために、1人あたり約4000元(約5万5000円)を費やしたという。彼らは、現地でのアクティビティがすべて「ただの買い物」だとは知らなかったという。
この動画はインターネットに投稿され、瞬く間に拡散しました。客が店内にどれくらいの時間閉じ込められていたかは不明ですが、「数時間」だったと多くの人が考えています。
動画が拡散した翌日の3月27日、地元の市場監督管理機関はWeChatアカウントでこの事件に関する通知を投稿した。当局によると、マットレス店は泰思迪卡睡眠科技有限公司が所有していた。地元の旅行代理店である法仙智力(Faxian Zhilv)が、有徳社に代わって団体ツアーを企画していた。泰思迪卡は捜査中、販売を停止せざるを得なかった。顧客を店に案内したガイドには1万元(約1400ドル)の罰金が科された。
この事件は中国国内で激しい怒りを引き起こした。多くの人々が、商品の購入を拒否した観光客を拘束したことに抗議している。また、雲南省ではツアーガイドに買い物を強要されるのは「常套手段」だと主張する人々もいる。
2月には、5人組の観光客が5万元(7,000ドル)の金のブレスレットの購入を拒否したため、ガイドにバスから追い出された。3月には、厦門市の警察が、購入を拒否した観光客を侮辱したとして、ある店主に対し「数日間の反省期間として閉店」を命じた。さらに2023年8月には、雲南省のあるガイドが、エコツアー中に観光客を脅迫し、購入を強要する様子が動画に記録されていたことから捜査を受けた。
TH(VnExpressによると)ソース
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