12月28日、ロシアがカリブル巡航ミサイルを搭載した艦船3隻を黒海に派遣したことを受け、ウクライナ南部防衛軍はミサイル攻撃の危険性が高まっていると警告を発した。
アドミラル・マカロフ駆逐艦は、ロシア海軍がカリブルミサイルを搭載し黒海に派遣した3隻の艦艇のうちの1隻である。(出典:RBCウクライナ) |
RBCウクライナニュースサイトは、ウクライナ南部防衛軍の共同プレスセンターの発表を引用し、ロシア海軍が少なくとも合計16発のカリブルミサイルを搭載した巡航ミサイル搭載艦艇3隻を同時に運用開始したと報じた。
アナウンスには、「2隻の潜水艦と駆逐艦アドミラル・マカロフが海に出航する様子を記録した」とあった。
キエフは、ロシアが巡航ミサイルだけでなく、神風無人機でもオデッサの港湾インフラとドナウ川沿いの港を標的にする可能性を排除していない。
ウクライナ南部防衛軍も部隊に対し、警戒を怠らず、空中の危険な警告信号に迅速に対応するよう注意を促した。
ロシアは長らくミサイル攻撃を行っておらず、ウクライナの軍事目標への攻撃にはゲラン・カミカゼ無人航空機(UAV)のみを使用してきた。しかし、上記の艦艇群の出現は、キエフの 政治・軍事エリート層を不安にさせている。
ウクライナは西側諸国の協力を得て、黒海におけるこの船舶群の存在を注意深く監視している。
また別の動きとして、ロイター通信は同日、キエフとブダペストがウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とハンガリーのビクトル・オルバーン首相との会談の準備を進めていると報じた。
ウクライナ大統領府首席補佐官アンドリー・イェルマーク氏からの情報によると、大統領府首席補佐官はハンガリーのシーヤルトー外相と会談の開催について協議し、双方が「近い将来」に会談が開催されるべく努力していることを確認した。
これは、ロシアが2022年2月にウクライナで特別軍事作戦を開始して以来、オルバーン首相とゼレンスキー大統領の初の二国間会談となる。過去2年間、両首脳は国際フォーラムでのみ会談を行ってきた。
ブダペストはEUによるキエフへの財政支援の試みを繰り返し阻止し、ロシアと対立する隣国ウクライナへの武器移転にも反対しているため、ゼレンスキー大統領とオルバーン首相の関係は緊張したままとなっている。
オルバーン首相は、ウクライナのEUおよび北大西洋条約機構(NATO)加盟にも反対している。オルバーン首相は、紛争勃発以来、ウクライナを公式訪問していない数少ないEU首脳の一人である。
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